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リアム・ギリック
Liam Gillick
インスタレーション・映像・音
協力:TARO NASU


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プロジェクトなど、幅広い活動を行う。ギリックの作品は、経済、労働、社会組織の美学を含む、産業革命後の様相における生産条件を反映している。その作品は、グローバル化した 新自由主義的総意の中で、抽象と建築としてのモダニズムの遺産が機能不全に陥っていることを暴き、形式としての展覧会の構造的再考にまで及ぶものである。


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Redevelopment Wall
2016
Cedar cladding, led lamps, fittings, wiring
Dimensions variable
Liam Gillick, Berlin 2024
Photo: Andrea Stappert
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略歴
リアム・ギリック
Liam Gillick
1964年アイスバーリー生まれ、現在、ニューヨークにて制作、活動。
リアム・ギリックは、ニューヨークを拠点に、インスタレーション、ビデオ、サウンドなど多様な形式で作品を制作している。アーティストとしてだけでなく、理論家、キュレーター、教育者としても活躍し、エッセイやテキストの出版、講演、キュレーション、共同プロジェクトなど、幅広い活動を行う。2000年代後半からは、文化人としての現代アーティストが永続的に変容していくことを踏まえ、『Margin Time』(2012年)、『The Heavenly Lagoon』(2013年)、『Hamilton: A Film by Liam Gillick』(2014年)など創造的な人物像の構築に取り組む短編映画を多数制作している。著書には、2016年3月にコロンビア大学出版局から出版された『Industry and Intelligence: Contemporary Art Since 1820』がある。
ドクメンタ、ヴェネツィアやベルリン・上海・イスタンブールのビエンナーレなど、数々の重要な展覧会に作品を出展。2009年にはドイツ代表としてヴェネツィア・ビエンナーレに参加した。主な個展に、シカゴ現代美術館、ニューヨーク近代美術館、ロンドンのテートなどがある。ギリックの作品は、パリのポンピドゥー・センター、ニューヨークとビルバオのグッゲンハイム美術館、ニューヨーク近代美術館など、多くの重要なパブリック・コレクションに収蔵されている。この25年間、ギリックは現代美術分野で著述家・批評家としても活躍している。『Artforum』、『October』、『Frieze』、『e-flux Journal』などに寄稿し、批評選集を含め、多数の書籍を上梓してきた。ほかに、ロンドンの英国政府内務省庁舎や、フランクフルトのルフトハンザドイツ航空本社などの公共空間における作品も注目を集めている。同時にギリックは、自身の活躍の場を広げ、フィリップ・パレーノ、ローレンス・ウィナー、ルイーズ・ローラー、アダム・ペンドルトンといったアーティストたちとの協働、マンチェスターとトリノ、ウィーンでロックバンドのニュー・オーダーとの共同コンサート開催など、実験的な場所での活動や共同プロジェクトにも力を注いでいる。
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