

会期
2025.08.01.金 - 09.15.月
時間
11 : 30 am - 20 : 00 pm
*定休日なし
出展作家
会場
高松シンボルタワー
マリタイムプラザ ホール棟 2階
高松芸術港 Main Space
大海:Deep Summer
第4章「大海:Deep Summer」では、出展作家が増え現代の美術の現在地点を通して新たな知見が広がります。
美の大海に出た我々の目の前に現れたのは、こんにちの現代美術です。
美がどこに向かっているか誰も知りません。期待と不安を合わせ進んで行きます。
多様なメディアによる表現は「これからのアート」となりえます。身の回りの物が組み合わされオブジェになったり、作家の構想を元にここ高松で制作されたインスタレーション作品が展開されたり、映像・写真・パフォーマンス・レタリング・アニメなど、さらにAIやバーチャルリアリティにおよぶ表現まで、さまざまな技法による作品が展示されています。壁に掛けたり、床に置いたり、天井から下げたり、毎日歯を磨くようなルーティンの様に毎日現場で作られる作品まで、概念的なアートを中心に、目で楽しむ喜びだけでなく、観た人が作品から受けた印象を頭の中で自由に想像をして楽しむ喜びを貰える、そんな作品も並びます。
展覧会会場となるMain Spaceは所狭しと24人の国内外の作家で溢れ、Project Roomには韓国の現代アーティストによる個展、そしてマリタイムプラザ吹抜 Screenでは8人の作家によるメディアアートが展開されます。既に美術界で評価のある作家やこれから話題になる気鋭な作家、そして新しい芸術を開く作家まで、日本・中国・韓国をはじめとしたアーティストがここ高松芸術港に集結しています。
高松芸術港 大海:Deep Summer展は、多層的な場であることを善しとし、展示作品はあらゆる層の鑑賞者に向けて開かれています。
現代美術と呼ばれた最初の頃は1960年代で、代表的なアメリカン・ポップアートやミニマルアートやコンセプチュアルアートが登場してきました。現在の日常的生活をいろどる大衆消費社会が始まった時代です。それは二十世紀に大量の生産と輸送が可能になった世界、消費社会という新しい環境が整った時代からの要請でした。時代とともにアートと観客の関わり方が変わり、アートは自由で多層的な場と考えられるようになりました。高松芸術港も同様に、現代の社会背景や持続的な歴史をもとに、自分の好きな作品と対話をしてアートを楽しめます。
高松芸術港の展示作品は、過去から続く西洋で生まれたARTの遺伝子を持つ、進化したアートが展示されているのです。
目で楽しみ、頭で想像し、心で感じ、身体で記憶してください。期待と不安を合わせ持ち、現代美術の大海へと飛び込んでみましょう。


























